木内祐二

昭和大学では、大学の理念をもとに、医系総合大学の特色を活かした、4学部が全学年で連携した体系的、段階的なチーム医療教育のカリキュラムを構築している。
今回の課題解決型高度医療人材養成プログラム「大学と地域で育てるホームファーマシスト」においても、こうしたチーム医療教育の基盤を活かし、学内外で4学部が連携するカリキュラムを構築する予定である。

カリキュラムは「思いを受容し支える力(態度)」「チームでの問題発見・解決能力(知識)」「在宅医療実践力(技能)」を3つの柱として、1~2年次は「地域高齢者訪問実習」「4学部連携PBLチュートリアル(課題発見型)」「福祉施設体験実習」「在宅医療の倫理」、3~4年次は「高齢者コミュニケーション演習」「在宅医療支援実習」「4学部連携PBLチュートリアル(臨床判断・問題解決型)」「在宅シミュレーション実習」を実施する。6年次には、学部合同チームが地域の在宅チーム医療を学習する「学部連携在宅医療実習」を約30地域で実施する。
このような在宅チーム医療教育を指導する、薬剤師を含む地域医療のスタッフの育成カリキュラムも構築、実践する予定である。

昭和大学 薬学部 薬学教育学 教授
木内祐二

説明会で使用した資料は下記からダウンロード出来ます。