加藤 裕久

 平成26年度文部科学省課題解決型高度医療人材養成プログラムにおいて、昭和大学が採択されました「大学と地域で育てるホームファーマシスト」の事業概要について説明させていただきます。

 超高齢化が進むわが国の医療の中で、病院から地域および在宅医療へ移行することにより、患者の望む生活とQOLの維持・向上を支える医療の実践が強く求められています。特に薬剤師は、積極的に在宅チーム医療に加わり情報共有し、患者および家族から臨床情報を収集・判断し、治療、ケア、支援を積極的に実践する「ホームファーマシスト」を養成する必要があります。そのために、1年次から6年次までの段階的、体系的学部連携教育カリキュラムを開発します。

 本学の取り組みの実施体制を確立し、在宅チーム医療教育ワーキンググループ(1. 学内教育、2. 地域医療実習構築、3. 教育ツール、4. 指導薬剤師養成、5. 情報、6. ワークショップ)を中心に本事業を展開します。

 また、平成26年度事業計画も新規授業科目の開講準備、ワークショップの開催などを予定しており、平成27年度以降についてもスライドにお見せするように充実した事業を計画しています。今後、本事業の詳細については、ホームページ等を利用して、広く広報します。

 将来のわが国の薬剤師の方向性を示せる事業の1つとなるよう、努めますので、関係各位の皆様のご理解とご協力を、引き続きよろしくお願いいたします。

在宅チーム医療教育推進室
昭和大学 薬学部 薬物療法学講座医薬情報解析学部門
加藤 裕久

説明会で使用した資料は下記からダウンロード出来ます。