指導薬剤師養成ワーキンググループ主催 ワークショップ 報告

平成27年2月22日(日)に「充実した在宅チーム医療実習を推進できるか」について他職種によるワークショップを開催して討議することで、在宅医療の現場の問題点を抽出し、今後の活動目標を設定することを目的として、「在宅チーム医療の充実を目指して~学生の在宅チーム医療実習を充実推進するために指導者が取り組むべき課題は何か~」と題したワークショップを開催しました。
参加者は、医師、在宅医療に携わる地域包括ケアセンターのケアマネージャーやヘルパー、訪問看護ステーションの看護師、大学病院の地域連携室看護師、薬局薬剤師、病院薬剤師、大学教職員等の計24名にご参加いただきました。
ワークショップの討議で、多職種が1人の患者へどのように関わっているかを総合的に学べる実習が理想的であり、まずは指導者が他職種の仕事内容を十分に理解することが重要との意見が聞かれました。その中で医療と介護の間には壁があることなどが指摘され、在宅においては医療のみならず、介護福祉ということも理解していかなければならないなどの指摘もありました。そういった背景もあり、実習環境の整備と指導者の人的資源の確保が問題であるが、今回のワークショップの参加者の様に在宅に関わる多職種が大学と連携して在宅チーム医療実習の充実に向け、協力していきたいなどの声があがりました。

ワークショップの様子

ワークショップの様子
ワークショップの様子
ワークショップの様子